Okinawa 沖縄 #2 Day 242 (04/03/23) 旧首里真和志平等 (5) Mawashi Area 首里真和志町
旧首里真和志平等 首里真和志町 (まわし、マージ)
- 綾門大道 (アイジョーウフミチ)
- 旧中城御殿 (ナカグシクウドゥン) 跡
- 櫨園跡 (ハジイン)
- 内ヌ井戸 (ウチヌカー)
- 電車ヌ前 (デンシャヌメー)
- 大美御殿 (ウフミウドゥン) 跡
- 大市 (ウフマチ)
- 下ヌ石門 (シムヌイシジョー) 通り
- 甕ヌ坂 (カーミヌフィラ)
- 石粉所 (イシグードゥクル)
- 真和志村学校所 (教護館) 跡
- 門小小路 (ジョーグヮースージー)
- 上ヌ石門 (ウィーヌイシジョウー) 通り
- 久場下小路 (クバサスージ)
- 岩小ヌ根 (シーグヮーヌニー)、安国寺跡
- 中山劇場跡
- 真和志村屋 (マージムラヤー、真和志町倶楽部)
- 新井戸 (ミーガー) 跡
- 龍潭 (魚小堀 イユグムイ)
- 龍淵橋 (りゅうえんきょう、リンミーバシ、観蓮橋)
- 安国山、第二小学校の山 (ダイニーヌヤマ)
- 園比屋武御嶽 (スヌヒヤンウタキ)
- 御細工所 (ウセークドゥクル) 跡
- 御殿ヌ内 (ウドゥンヌウチー)
旧首里真和志平等 首里真和志町 (まわし、マージ)
首里真和志町の1880年 (明治13年) の人口は1190人だった。上の地図のように民家は域内の中心部に集中している。西には中城御殿、大美御殿跡に首里高校があり、東は龍潭、御細工所跡に城西小学校があり、域内の4分の三を占めているので、民家の密度は高かった。この土地利用区分は現在まで変化がなく、住宅地が拡大する余地はなかった。その影響なのだろうか、人口は減少を続け、現在の人口は324人までに減っており、明治時代から70%減少している。
首里区内の19の町の中では、明治時代は中位の下だったが、現在では二番目に人口の少ない地域になってしまった。
首里古地図に今回歩いて見て回ったスポットをプロットしてみた。域内の北側には、琉球王国時代には存在しなかった県道29号那覇北中城線が、村の東西に造られて、その辺りは大きく町並みが変わっている。
首里真和志町訪問ログ
綾門大道 (アイジョーウフミチ)
中山門から守礼門までの間の大通りを (アイジョーウフミチ) と呼んでいた。この中山門から守礼門へ至る道は、歴代の冊封使や侵略薩摩軍、ペリー艦隊一行、そして琉球処分官の松田道之らも通った琉球王国第一の主要道路だった。首里王府時代には国王の即位を祝う一世一代の大綱引きの綾門大綱が、この通りで催されていた。
旧中城御殿 (ナカグシクウドゥン) 跡
櫨園跡 (ハジイン)
内ヌ井戸 (ウチヌカー)
電車の前 (デンシャヌメー)
1914年 (大正3年) までは交通の中心は人力車だったが、那覇・首里間の交通機関に路面電車が導入され、往来が便利になった。 那覇の通堂を起点に、当初の終点は観音堂付近だった32年後に当時の県立第一中学校 (現首里高校) 正門前まで延長された。1933年 (昭和8年) に新垣バスが運用を始めた事で廃業している。
大美御殿 (ウフミウドゥン) 跡
1879年 (明治12年) の沖縄県設置後、建物の一部に首里役所が置かれたが、明治後期に敷地・建物ともに払い下げられ、1925年(大正14) に県立第一中学校の運動場となり、沖縄戦後は、首里高等学校の校地として引き継がれている。
大市 (ウフマチ)
下ヌ石門 (シムヌイシジョー) 通り
甕ヌ坂 (カーミヌフィラ)
石粉所 (イシグードゥクル)
真和志村学校所 (教護館) 跡
門小小路 (ジョーグヮースージー)
上ヌ石門 (ウィーヌイシジョウー) 通り
久場下小路 (クバサスージ)
岩小ヌ根 (シーグヮーヌニー)、安国寺跡
中山劇場跡
真和志村屋 (マージムラヤー、真和志町倶楽部)
新井戸 (ミーガー) 跡
龍潭 (魚小堀 イユグムイ)
龍淵橋 (りゅうえんきょう、リンミーバシ、観蓮橋)
安国山 (ハンタンヤマ)、第二小学校の山 (ダイニーヌヤマ)
後日、たまたま南風原町新川にある沖縄県公文書館を訪れた際に、安国山樹華木記碑のレプリカが玄関口に置かれていた。
園比屋武御嶽 (スヌヒヤンウタキ)
御細工所 (ウセークドゥクル) 跡
御殿の内 (ウドゥンヌウチー)
この御殿の内には三つほど井戸があったと資料に書かれていたので、この辺りを探すと二つの井戸跡が見つかった。井戸の名称はわからないのだが、二つとも拝所となっているので昔からあったと思われる。
参考文献
- 那覇市史 資料篇 第2巻中の7 那覇の民俗 (1979 那覇市企画部市史編集室)
- 沖縄風土記全集 那覇の今昔 (1969 沖縄風土記刊行会)
- 王都首里見て歩き (2016 古都首里探訪会)
- 首里の地名 (2000 久手堅憲夫)
- 沖縄「歴史の道」を行く (2001 座間味栄議)
- 古地図で楽しむ首里・那覇 (2022 安里進)
- 南島風土記 (1950 東恩納寛惇)
- 新 琉球王統史 06 宮古 八重山 尚清王 尚元王 尚永王 (2005 与並岳生)
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