Tokaido 東海道 11 (9/11/19) Mt. Myojingatake 明神ケ岳
- 酒匂川 サイクリングロード
- 二宮尊徳生家
- 南足柄神社
- 大雄山最乗寺
- 明神ケ岳
小田原には既に五泊して、東海道小田原宿史跡、小田原城、八幡山古郭、石垣山城の史跡を巡った。小田原で興味のあった史跡はほとんど見終わったので、今日はゲストハウスのオーナーの梅宮さんと安西さんから教えてもらった所に行く。このゲストハウスでは自転車ツアーをしており、以前メッセンジャーをやっていた安西さんが担当している。酒匂川にサイクリングロードがありそこを案内している。この道を行き、もう一つは梅宮さんおすすめの明神ケ岳の山登りをする事にした。史跡巡りの後は小田原近辺の自然を巡ると言う所かな。
酒匂川 (さかわがわ) サイクリングロード
酒匂川河口付近から上流に向かいサイクリングロードを走る。所々舗装されていない所もあるが概ね走り易い道だ。所々松並木が残っている。広い田んぼもまだ残っており稲刈りも終わっている。
二宮尊徳生家
広い田んぼがある場所は二宮尊徳の故郷で生家跡があると言うので寄って見た。朝の9時だが、大勢のボランティアが集まって掃除や囲炉裏に火を起こしていた。皆さん親切で、頼んだわけでは無いのだが色々と説明をしてくれた。隣には尊徳記念館があり、見ていく様勧められたのだが、今日はこの後山に登るのであまり時間がない事を伝えて辞退した。ここでは二宮尊徳はヒーロー。の生家やそのほかの尊徳ゆかりの場所は尊徳の熱狂的なファンだった真珠王の御木本幸吉が買い取って整備保存していたと説明してくれた。
再びサイクリングロードに戻り大雄山駅に向かう。この地域は金太郎で有名な足柄。足柄はかなりの広範囲に渡り神奈川県と静岡県にまたがっている。ここは南足柄市。金太郎のモニュメントで出迎え。
大雄山駅に自転車を停めて、ハイキングと言うよりは山登りに向かう。大雄山駅から今日登る明神ケ岳 (写真上) と丸いお椀を伏せた様な金時山 (写真下) が見える。明神ケ岳は標高1159mで今いる大雄山駅は46m。1100mを登ることになる。今までの山登りで、これほど高くは登った事が無い。小豆島で登った星ケ城でも700mぐらいだった。案内ではここからは3時間半かかるとなっていた。何事も挑戦だ。
南足柄神社
途中で神社があった。小さな神社。
大雄山最乗寺
登山口は駅から3.5km にところにある大雄山最乗寺にある。この寺も勧められた所なので見ることにする。半分ぐらい来た所に仁王門があり、ここから参道が始まる。参道は天狗の小道という歩行者専用道が設けられているのでそこを通っていく。実に長い参道で1.5から1.7kmはあるだろう。しかもお寺は標高300mのところにある。
応永8年 (1401年) 峨山五哲である通幻寂霊門下の了庵慧明によって開山。曹洞宗で院内には修行道場として僧堂がある。この寺には天狗伝説があり、開祖の了庵慧明が死後天狗に化身したという。天狗の里と言うからか境内には巨大高下駄が奉納されている。
そろそろ紅葉が始まっている。
修行用の滝?
明神ケ岳
大雄山最乗寺の傍から登山道が始まる。かなり急な坂道。坂道という様な物でなく急な斜面を道にしていると言う感じだ。この間の台風19号で所々道が崩れている。
1時間程、杉林に囲まれた坂を登ると、尾根沿いの道に出る。ここからは小田原だと思うが太平洋沿岸の市街地が遠くに見える。
更に1時間歩き明神ケ岳に到着。さすがに山頂だけあり、360度下界が見える。僅かだが富士山が雲に上に頭を出している。箱根の山も小田原市も見える。今日は雲りとの天気予報だったので、富士山は見れないだろうと思っていたが、晴れており見る事ができた。
金時山の向こうに富士山
箱根大涌谷からは噴煙が出ている。
山頂で昼ごはんを取りながら休憩。十分に景色を堪能出来た。3時間かけて歩いて来た価値は十分。ここからは金時山や明星岳など色々な所に登山道が伸びて箱根方面にも降りれる。残念ながら自転車を大雄山駅に駐めているので、来た道を戻る。自転車でなく電車でくれば良かった。そうすれば箱根まで下山して電車で小田原まで帰って来れたのにと後悔。
今日は移動距離は43kmだった。このうち半分の20kmは徒歩での山登りだった。正直疲れた。明日は自転車で箱根越えだが、脚の回復度合いで休養にする事も考える。そう言えば、東海道の旅を始めてまだ休養日がなかった。そろそろ体を休める無いと後が辛くなる。
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