Okinawa 沖縄 #2 Day 15 (13/5/20) 与那原町 (2) Yonabaru / Agarihama Hamlets 与那原 / 東浜
与那原 大見武
- 大見武石獅子 / サーターヤー跡
- 新井 (ミィガー)
- 中之井 (ナーカヌカー)
- 井戸 (石獅子向かい)
- 待井
- ウーシヌ前 / ウジョー口
- 御嶽(山グヮー)/ イジナ殿
- 酸素ボンベの鐘
東浜
- マリンタウン
- 兄弟小節歌碑
- 芸能先達顕彰碑
- ホーミシザー
与那原 大見武 (おおみたけ)
大見武石獅子 / サーターヤー跡
新井 (ミィガー)
中之井 (ナーカヌカー)
井戸 (石獅子向かい)
待井 (読み方不明)
ウーシヌ前 / ウジョー口
御嶽(山グヮー)/ イジナ殿
酸素ボンベの鐘
東浜 (あがりはま)
この東浜 (あがりはま) は沖縄県、与那原町と西原町の共同での中城湾の埋め立てて、新しく出来た街。
この埋め立てプロジェクトは1985年に小規模静穏海域整備事業の候補地として1993年から、与那原町と西原町で構想を始めた。翌年に国、沖縄県、与那原町と西原町で構想を進めるために調査を開始。1990年に沖縄県が計画を承認し、1996年に港の埋め立てを開始、2002年から住宅地の分譲が開始された。2015年に仲井眞知事の元、沖縄県内の5つの候補地 (宜野湾海浜公園等、浦添ふ頭地区第2ステージ、那覇港湾施設、豊崎臨空港型産業用地、中城港湾マリンタウン地区) に絞られ、豊崎臨空港型産業用地が有力視されていたが、新しく就任した翁長知事の政治判断 (翁長知事と金秀とかりゆしとの緊密な関係? ) でここに決定したという。計画では、さまざまなイベント施設、ヨットハーバー、住宅地、公園、ショッピングセンターなどが集まっている。インバウンドの需要を取り込む構想で、目玉はMICEであったが、世界各国で共に設置しているIRは翁長知事時代に却下されてしまった。個人的にはIRなしのMICEでの成功は非常に難しいと思っている。沖縄県自治体のIRの理解不足と県民のギャンブルがらみの反社会団体の影響への不安が根強かったのかもしれない。以前、仕事でラスベガスなどでカジノを経営するLas Vegas Sandという会社を調べたことがあるが、この会社は長年の経験で、いかに民衆に受け入れられるカジノ経営を確立している。カジノ経営のKnow Howは立派なもので、世間が思っている様な心配はないと思うのだが、沖縄県がIR誘致を県民に説得できなかったのがこのプロジェクトの成功には致命傷かもしれない。
このマリンタウンプロジェクトは当時話題になったので、現状がどうなっているのかに興味があった。ざっとマリンタウンを走ってみたが、計画の半分も行っていないのではとの印象を持ち、この計画が成功することはないだろうと感じた。特にMICEは影も形もない。現在では、お洒落な住宅地と言ったところで止まっている。MICEについては、国の一括交付金で約500億円の財源の80%を賄う予定であったが、国からはそのフィジビリティに疑問視されて承認されず、一括交付金の条件の期間内にプロジェクト完成はできなくなった。財源を一括交付金以外で調達する必要が出てきている。(財源確保の前に既にプロジェクトの入札は行われ大林組グループが落札していたが、交付金が契約発効条件となっていた。和解金でゴタゴタしていたと思うが、その後、どうなったのだろうか?)沖縄県がフィジビリティに疑問が出されても、まだそれを継続しようとしている最もよくわからない。民間がこれに参加するのだろうか? その他の計画も当初の計画ほどテナントが集まらず、少し中途半端な感じが否めない。
計画は何度の修正されて2018年に沖縄県が公開した構想計画書が以下のものだ。MICEが目玉になっている。この他にもいろいろな資料が出ているのだが、なぜこれがうまく行くのか、その根拠やアクションがない。他の地域でも同様なのだが、ブームとなったMICEを造れば、うまく行くと考えている節があり、MICE自体が目的に変わってしまっている。MICEは手段なのだが、それをどう運営するのか、客がここを選ぶ理由はどこにあるのかを明確にしてその施策を作らなければならないだろう。特にインバウンドをターゲットにしているので、アジア諸国のMICEとの競争になる。今のところ、シンガポール、香港、マカオなどと比較して、このマリンタウンMICEの優位性は不透明だ。
ただ、人口は急速に増加し、現在では4200人で与那原町全体の22%になっている。
マリンタウン
住宅区画には本土と同じようなデザイン住宅が建っている。土地代が比較的安い (180平米で約1000万円) のでゆったりとした感じになっている。住民にとってはMICEが出来ない方がゆったりとした生活がおくれるので良いのではなかろうか?
マンション群地区
ランナバウトまである。
ホーミシザー
兄弟小節歌碑
芸能先達顕彰碑
この地区はインバウンドの観光客の増加を狙ってのプロジェクトではあるが、MICE財源問題、那覇からの交通が不便な事、宿泊施設が少ない事などで必ずしもうまく進んでいるわけでは無い。(ホテルは未だ建設されていない)
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