Ride in Setouchi & San-in Day 52 (6/5/19) Sakaiminato 境港

弁慶の里

Sakaiminato 境港
  • 水木しげるロード
  • おさかなロード
  • 鳥取藩砲台跡

今日は境港経由で米子まで移動。
途中休憩しようと道の駅に寄ったところ、そこは弁慶が生まれ育った所だった。島に通じる道は弁慶の仕業とか?
他にも弁慶ゆかりの地があるそうだが、パス。
休憩も終わり境港へ。面白いルートを通った。まさに海の上を走っているかのようだ。橋ではなく道路。海の中に道路があるのだ。
対岸に到着すると、今まで見たことのない急勾配の橋がある。観光客が写真を撮っている。確かに珍しい。自転車にとってはそれほどの傾斜では無かったが、上に行くほどとにかく風が凄い。自転車ごと持っていかれそう。
あとで知ったがテレビCMで出ていたダイハツの宣伝。思い出した。
境港の観光政策は面白い。史跡でなく漫画だ。漫画を観光に取り入れている自治体はあるのだが、これほどまでに大々的にやっているのはここだけかもしれない。大成功しているように思える。街の人もこれに協力している。町自体がちょっとした鬼太郎ワールドといった感じだ。多くの観光客が来ていた。特に子供ずれが目立った。子供から大人まで楽しめる。考えると大河ドラマが放映された1年後までは観光客がかなり増えるがその後元に戻ってしまう。漫画はとにかく息が長い。ゲゲゲの鬼太郎などは放映開始して(途中空白時期もあるが)50年以上。設備も史跡とは比べ物にならないぐらい安くつく。街のお店も便乗しやすい。ここまで徹底的にやるとこれは立派な観光産業だ。今まではこの漫画観光を冷ややかに見ていた。漫画館がぽつんとあり、そこだけが漫画の世界。これはファンかオタクしか行かない。境港でカルチャーショック。ここまでやるとほとんどの人が楽しめる。名探偵コナンバージョンもあるようだが、それの方はどうなっているのだろう?
境港は水木しげるの故郷。水木さんもあの世で喜んでいるだろう。ゲゲゲの鬼太郎はヒット作品だが出始めはそれほどではなく。苦しんだ時代もあった。まだ貸本屋の時代だった。子供の頃はよく貸本屋にいって漫画を借りたものだ。懐かしい。同じような世代は懐かしくて来る人もいるだろう。世代が超えれる観光地。だつぼう!
街は鬼太郎一色。説明はいらないだろう。写真はごく一部。こんな感じで何百メートル続いているのだ。
鬼太郎ロードには数え切れない程の水木しげる作の漫画の登場人物(妖怪?)の像
土産物もほとんどの商品がゲゲゲの鬼太郎グッズ
交番までも鬼太郎交番になっている。
電車も鬼太郎バージョン

おさかなロード

おさかなロードなるものも鬼太郎ロードに続いている。ここを歩いている人はあまりいない。鬼太郎ロードと同様におさかなのフィギュアが道路脇にある。鬼太郎ロードとどちらが早くできたのだろう。これがあったので鬼太郎ワールドが作りやすかったのか? それとも鬼太郎ロードで成功したのでこれができたのか? 成功とは言えない状況。
港の波止場にはいか釣り漁船がいっぱい。

鳥取藩砲台跡

幕末時に日本海側にも多くの砲台が建設された。仮想敵国はロシアなのか?
境港を後にして、米子に向かう。後1.5〜2時間で着きそう。

2コメント

  • 1000 / 1000

  • Kazu Saeki

    2019.05.09 03:51

    この境港の例は今後参考になると思う。特にN project は形は少し違うだろうが似た性格もあるのでは?x玉なんとかという人気アニメ漫画がある。Nに関連する面白そうなもを探して利用出来ないか考えるのも面白い。
  • sumito dohi

    2019.05.09 03:17

    やっと復活しました。多忙過ぎて、色んなことが疎かになってしまった3週間でした。。。さて、ここ、本当に面白いですね!水木しげるの世界がここまで徹底的に、町ぐるみ(市や県も相当関わっているのでしょうけど)で再現しているところはないんじゃないでしょうか。漫画(アニメ)を使った地域創生のプロジェクトは数を数えるのも面倒なくらいありますが、「継続的」に「幅広い年齢層」が「町のいたるところで」楽しめる事例が果たしてどれくらいあるか。。。私が関わっている熊本も「ワンピース」の銅像を建てたり、空港で色んな漫画家さんの色紙を展示していたり、それっぽいことはそれぞれにあるのですが、ここまでやるか(いや、まったく足元にも及ばないですね......)的なものはないです。中途半端。当然、陰と陽はあるにせよ、一つの成功事例として少し深堀してみます。