Ride in Kyushu Day 33 (17/1/19) Kumamoto City Museum 熊本博物館

Kumamoto City Museum 熊本博物館
昨日は長距離のライドになってしまった。帰りは、兎に角寒かった。そのせいか、風邪をひいてしまったようだ。今日は近場で夜は早めに寝ることにする。

熊本博物館 Kumamoto City Museum

熊本城に博物館の別館があったのだが、今は城の修復の為休館中。本館は営業しており、一階は熊本の歴史の紹介、2階は熊本の自然となっている。興味があるのが一階。見終わっての印象は、スペースを展示物で埋めただけの印象。何を伝えたいのかが絞られていない。熊本の特徴が語られていない。博物館や展示は立派なのだが、浅すぎる。差し障りなく、全ての時代を簡単に通り過ぎた感じ。多分熊本の小学生がワクワクするような博物館を目指して欲しい。
一階:熊本の歴史の展示
加藤清正以前の戦国時代がどうだったかはあまり知らないので、5番6番は興味あるところ。体調が回復すれば、明日は菊池に行って鞠智城他を見たい。福岡で太宰府や大野城の奈良時代の防衛設備を見たのでこの肥後ではどうだったのかは知りたいところだ。菊池氏についてはもっと知りたい。加藤清正は外から来た武将だ。土着の武将としてはこの菊池氏が勢力を持っていたようだ。
確かに、熊本では加藤清正は英雄だ。熊本城内には加藤神社があり、神になっている。先日、熊本城を見て回った際に、駐車場の管理人と話す機会があった。おじさん曰く、加藤清正は英雄以上の神さまで細川は単なる殿様、今での殿様気分だろう。バカ殿とも呼ばれているけれど… そう言えば、その様な首相がいた。熊本ではあまりにも細川は肩身が狭い。加藤清正が偉大過ぎたのだろう。もう少し、加藤清正を前面に出した展示にしたほうが良いと思う。個人的意見だが、少しずつ全てをカバーしている博物館ほどつまらないものはない。その土地の目玉は最低でも半分ぐらいはそれ関係の展示にした方がメッセージが伝わる。旅で色々な博物館を見てきたが、北海道の旭川と札幌の博物館が素晴らしかった。アイヌと開拓にフォーカスを絞っていた。
小倉を訪れた際に、小京都という印象を受けた。小倉藩は細川氏が始め、熊本に移ってからは小笠原氏が治めた。古倉は茶道、花道、書道の日本伝統文化が根付いているが、熊本はどうなのであろう。細川氏は小倉で文化の奨励をした様なことを行なったのか? 熊本ではそれがあまり感じられないのだが… 小倉では細川氏より小笠原氏の影響が大きかったのかもしれない。
別展示で郷土人形。この手の地域の民俗芸能を展示して欲しかったが、これ以外はなかった。
2階は熊本の自然というテーマなのだが終始、ぎっしりの標本展示に徹していた。もう少し子供たちの事を考えて欲しい。子供は一階より2階が楽しみなはずだが、これではがっかりしてしまう。
博物館を出て、早めの夕食をとった。夕方になりかなり冷えてきた。寒気がするので、この冬、初めてウルトラライトダウンを着る。今日は早めに就寝して明日に備えることにする。

0コメント

  • 1000 / 1000