Ride in Kyushu Day 61 (14/2/19) Miyazaki 宮崎

Seinan Civil War Battle at Miyazaki 西南戦争 宮崎の戦い
瀬頭御旅所
Hitotubainari Shinto Shrine 一ツ葉稲荷神社
宮崎の観光ガイドを見ていたのだが、アクセス可能な範囲でこれといった場所は見当たらない。青島は有名な観光地だが、高校の修学旅行で来たので、敢えて行こうとは思わない。特に行き場所を決めず成り行きまかせのポタリングとした。

Seinan Civil War Battle at Miyazaki 西南戦争 宮崎の戦い

昨日通ったルートで薩軍が都城から宮崎に撤退し、官軍を待ち受けていた。官軍と対峙した所が大淀川で写真の手前が南宮崎で官軍、向こう岸は宮崎で薩軍の本営があった。今は橋がかかっているが、当時はまだない。官軍は薩軍の想定の裏を書き、7月31日に川が増水した時に渡河し、薩軍の不意をつき、一気に宮崎の本営めがけ攻め込んだ。これに驚いた薩軍はさしたる反撃もできないまま佐土原へ後退した。佐土原へは明日行く予定。今日もほとんど佐土原近くまでは走ったのだが。ただ、薩軍本営は前日の7月30日に既に佐土原に移していたので、宮崎での本格的な戦闘は考えていなかったのかもしれない。
市内でちょっと変わった所を見つけた。

瀬頭御旅所

まずは神社で瀬頭御旅所と石碑があった。恒久神社と書かれていたが、神社らしきものはなく、風変わりな建物がある。御旅所(おたびしょ)をこのような形で見たのは初めてだった。御旅所は神が入った神輿の休憩場所を言うのだが、自分の田舎の御旅所には特に建物などなかった。写真で見るように神社の社のようには見えない。多分、神輿をあの中に置くのだと思う、それで板の扉があるのだろう。調べてみると、宮崎神宮の大祭の御旅所だそうだ。
もう一つはお寺。変わっているのは屋根瓦の色。古いものではないだろうが、ちょっと珍しい。中国ならありそうな色彩だ。

Hitotubainari Shinto Shrine 一ツ葉稲荷神社

もう一つは神社。別段変わってはおらず、ごく普通の神社だが、名前が気になったので寄ってみて、縁起を見ると面白い。松の葉が二枚でなく一枚のものが、古い時代 (10世紀) に珍しいと、この名前がついたそうだ。
以上3つはたまたま見つけたのだが、今日は宮崎の海岸線に公園がかなりの範囲に広がっているので、そこを走った。宮崎らしくいくつも海水浴場があり、松林がずうっと続いている。松林の中に遊歩道があり、そこを走った。天気は曇りでいまいちだったが、松林のトンネルの中を走るのは気持ちが良い。宮崎らしい。
海岸線は海水浴場で松林の反対側はゴルフ場が二つ、超高層のシェラトンホテル、コンベンションセンター、動物園などの施設がある。行きは松林の遊歩道、帰りはこの施設がある所を走る国道を通った。綺麗に手入れがされている。気持ちが良い。朝は宮崎に期待していなかったのだが、ここを走れて宮崎気分に浸れた。
道路は花で飾られている。今日も人が出て花を植えていた。九州の春は一足早く来るのだろう。この2ヶ月九州を旅していて、毎日日中は外にいるので、季節の移り変わりが肌で感じられる。今までこんなこと経験した事が無かった。当たり前の自然の営みに感動する。

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