Ride in Setouchi & San-in Day 49 (3/5/19) Shinji-Ko Lake 宍道湖一周
Shinji-Ko Lake 宍道湖
Izumo Airport 出雲縁結び空港
Tamatsukuri Yougai-san Castle Ruins 玉造要害山城
Tamatsukuriyu Shrine 玉作湯神社
Tsmatsukuri Spa 玉造温泉
今日は宍道湖一周。約60キロぐらいと思うので、景色を見ながらゆっくり走れる。良さそうな所があれば寄り道も出来る。
昨日走った宍道湖の北側ルートを逆に走り南側を走って松江に帰ってくるコース。
北側は自転車道路があるのだが、湖岸線ではなく、少し内陸部で、せっかくの宍道湖の風景の良さが十分発揮できていない。湖岸線のコースは松江を出て数百メートルの公園だけ。勿体無い。
小泉八雲の記念碑と耳なし法一の像が公園内にある。熊本でも小泉八雲の旧家や像があった。松江は寒すぎるのと給料が熊本の方が良かったので、松江から熊本に移転した。当然かもしれないが、熊本では八雲の松江での生活についてはあまり良く語っていなかった。さて、ここ松江ではどう説明しているだろう。
松江駅近くの湖岸には温泉ホテルが多くある。
宍道湖ではしじみ漁が盛んで、漁船を宍道湖から内陸部に艀を作って停泊させている。所々に同じ様な停泊場所がある。
松江/出雲では「神々との出会い」とか「縁結び」が観光のキャッチフレーズに使われている。出雲大社はじめパワースポットと言われる所が多く、独身女性客には受けが良いだろう。若い女性のグループはお金を使うので、戦略としては納得できる。
所々、このような湖岸にアクセスできる所がある。(多くはない) 琵琶湖や諏訪湖は湖岸の多くが公園などになっており、湖を楽しめるようになっていた。宍道湖ももう少しそのような場所を作れば良いのにとも思う。
昨日走った自転車道路。
宍道湖の南側には斐伊川経由になり、昨日走った別の自転車道路を通って行く。
Izumo Airport 出雲縁結び空港
松江市ではなく出雲市にある。松江から20キロ、出雲から10キロ地点。空港に着くと国際線と国内線の表示がある。国際線は設備としてはあるのだが、定期便はなくチャーター便が年に数便あるのみ。島根県としては観光収入の増加を図りたく、国際線誘致を望んでいる。国内線も東京、大阪、名古屋、福岡がメインで隠岐に1日一便飛んでいるぐらい。観光の為の定期便はまず無理で採算が合うと思う航空会社はないだろう。それよりも先に観光施設の整備をすべきだ。出雲、松江、安木の観光案内を見たが、他県に比較して見劣りがする。観光スポットが少なく観光ストーリーが貧弱。今は観光バスツアーの立ち寄り先にしか過ぎない。島根には多くの温泉地もあるので、観光地の連携で滞在期間が長くなるストーリー作りが望まれる。
観光だけでなく、根本的には労働創出が必要。出雲で気がついたのはブラジル人が多かった。調べると村田製作所が大量にブラジル人を携帯電話のセミコン工場で使っている。安い労働賃金でブラジル人の集団就職。産業は浮き沈みがある。人員削減がいずれおとずれる。生活保護を受けている外国人が至るとことで多くなっている。本国に帰っても仕事が無い。帰るより生活保護は魅力的。労働意欲もなくなる。これは日本にとり、いずれ大きな問題になる。村田製作所がこの対応をどう計画しているのか興味がある。想像では特に気にしていないと思う。村田製作所はこの外国人労働力を派遣会社を介在して調達している。法律上は労働者に対しての雇用継続の責任は村田製作所には無く、派遣会社にある。派遣会社が責任はとらないのが常、労働者、特に外国人労働者の泣き寝入りになるだろう。行政は企業の一時的な誘惑に惑わされ、根本的な対策が出来ていないように思える。
Tsmatsukuri Spa 玉造温泉
宍道湖 湖畔に玉造温泉がある。父親が良くこの温泉に行っていたので名前は覚えていた。ここだったとは知らなかった。玉造とは妙な名前と思っていた。勾玉が大昔に作られていたことに由来すると分かり納得。松江から10キロで車だと直ぐに行ける。川の両側に大型旅館が立ち並ぶ。15軒もあるそうだ。川も大きくもなく小さくもなく雰囲気のある川。川には数カ所足湯がある。ゆっくりするには良いところ。気になるのは旅館の広い駐車場にあまり車が停まっていない事。連休中ではあるのだが...
Tamatsukuri Yougai-san Castle Ruins 玉造要害山城
玉造温泉街に玉作湯神社がありそこにいくと、玉造要害山城跡の表示があった。ここら辺に城跡があるのは知っていたが、特に訪問する予定は無かった。すぐのところにあるらしいので行くことにした。来週は尼子氏の居城の月山富田城跡にいくことにしており、この城は、尼子氏重臣の湯秀貞によって築かれた山城という事で興味が湧いてきた。この城の歴史は詳しくは残っていないので、ここで何があったのかは分からない。城跡は竹やぶに覆われて、大きな筍が至る所に頭を出していた。城跡は歩いて登ると何段にも曲輪跡が確認できる。四段になっている。保存状態は良い。井戸跡もある。小さな城だが、構造はしっかりとしている。ほとんど誰も訪れることがないので仕方がないのだが、竹やぶを少しでも間引きすれば、もっとはっきりと城の構造が見えて面白いのだが..... 写真を撮っても竹しか分からない。この地域はかつては湯と呼ばれたそうだ。大昔から温泉があったからかもしれない。
Tamatsukuriyu Shrine 玉作湯神社
この神社の歴史は古く7世紀、8世紀からあった事が文書で確認されている。ここで多くの勾玉が発見されている。昔は玉造を玉作と書いていたのだろうか? 江戸時代には松江藩からの崇敬を受け、境内に隣接して別荘の性格の玉造御茶屋も設けられたほか、代々の藩主による参詣や代参のことがあった。松江からは多分2時間程で来れたので、頻繁にここに休養に来たようだ。
パワースポットの触って祈れば願いが叶うと言われる『願い石』。多くの観光客が列をなして触っていた。
お茶屋跡で休憩所として再現されている。ボランティアによって運営されていて、抹茶と和菓子が200円で提供されている。早速注文。広島の上島で抹茶が美味しかった時から、抹茶に興味がある。考えてみると、このようなお茶の飲み方をしている国はない。誰が始めたのか?ミルクも入れていないのにクリーミーで甘さと苦さが絶妙のバランス。出された和菓子は抹茶のために作られた松江の有名店(名前は忘れた)のもの。上品な味。少し和菓子を口に入れ、そのあと抹茶を飲む。これも誰が考えたのか? 茶を飲むという単純なものに奥深さが加わった。茶道が発展していったのは、日本人の感性の故なのかと思う。旅が終わり落ち着いたら抹茶どうぐを揃えて、自分なりにお茶を楽しんでみたいとも思う。
ここでサービスをしているボランティアさんが親切で、松江城と玉造温泉について色々と教えてくれた。
お茶屋の前に源泉跡。石で蓋をしている。
玉造温泉を後にして、松江に戻る。宍道湖の南側のルートは湖岸沿いを宍道湖を見ながら走れる。
宍道湖の唯一の島 嫁ケ島
嫁ケ島沖は水難が多かった。地蔵が湖畔に立っている。
宍道湖一周60キロ。この距離の中に色々な歴史があった。
2コメント
2019.05.14 08:45
2019.05.09 04:05