Ride in Kyushu Day 59 (12/2/19) Miyakonojo 都城

Miyakonojo Castle Ruins 都之城跡

Former Residence of Miyakonojo Shimazu 都城島津邸

Kanbasira Shrine 神柱宮

Shokon Mound of Miyakonojo Soldiers died in Seinan Civil War 都城郷招魂塚

今日は霧島から都城に向う。何個か峠越えがあるので、朝食は抜きにして朝一番で出発。あの山の峠を越える。結構タフな走行となりそうだ。

霧島は小さなところで少し走っただけで、市街地は終了し、山道に突入。今日は晴天で気持ちが良い。民家などなく、森林地帯に国道が走っている。

山越えは登り坂がありハードなのだが、平坦な市街地よりは気に入っている。いきなり急坂を登り、吐く息と汗をかいた頭から白い煙が上がっている。晴天だが朝は気温が低い。天気予報では0度だった。標高約400m程の所からは下りになる。少し下った標高370mの所に日豊線の一番高い所という標識があった。もっと高いところにある駅はあるのだが、短い距離でここまで高度が上がるのはあまりないかもしれない。

この後は、都城迄殆ど下りになる。あっという間に都城に到着。1時過ぎに着いた。公園で昨夜作った弁当で昼食。

天授元年/永和元年(1375年)、島津氏の支族である北郷氏(都城島津氏) 第2代当主北郷義久が築城し、以後北郷氏の本城となる。一時期、伊集院氏が支配していたが、慶長4年(1599年)の庄内の乱で再び北郷氏支配となる。元和元年(1615年)、一国一城令により廃城。

城址は城山公園となり、本丸跡には城郭風建築の都城歴史資料館が建てられている。今日は昨日に建国記念日が通常の休館日にあたり営業していたので今日は振替休館日。凝りすぎている様にも思える建物だった。西城跡地には都城で最も古い神社とも言われている狭野神社が建立されている。

本丸からは霧島連山が望める。

西城の神社を降りたところに、初代天皇とされる神武天皇の皇居があったとされる場所に塚がある。神武天皇自体が存在が怪しいので、どこまで本当なのかは疑問だが、日本に於いて天皇の影響がかなり大きいと感じる場所。

生憎ここも休館日だった。門が閉まって外からしか見えない。門の横に隙間があったので、そこから入って、中を少し撮影。長居すると、セキュリティシステムに引っかかるかもしれないので、撮影して直ぐに退散。

島津氏は歴史が長く鎌倉時代に九州に来たが、元々は摂津。九州以外にも島津支族が沢山いる。九州でも鎌倉時代からということや、薩摩、大隅、日向の三国を本領としていたので各地にXX島津という士族が沢山あり、お互いに争っていた。本流も時代で変わっている。兎に角、複雑な一族だ。

都城は鎌倉時代島津氏の先祖の惟宗忠久が荘園の管理を任され、摂津からこの薩摩日向に派遣されていた。管理していた地は島津荘と呼ばれていた。それで惟宗は姓を島津と変えて、この地を治めた。島津氏発祥の地は都城であった。

ここ都城にあった島津荘の開拓のために大宰府より移住した平季基が、万寿3年(1026年)、創建したのに始まると伝えられる。以来、島津荘総鎮守として崇敬された。

政府軍に圧倒された薩軍は次第に勢力を弱め、宮崎方面へ逃れた。宮崎を中心に鹿児島方面の各所に陣を敷いた。今日の出発地の霧島国分も西南戦争の舞台となった。

明日は宮崎に移動する。ほぼ薩軍が都城から宮崎に撤退したルートに近いところを走る予定だ。