Ride in Kyushu Day 2 (17/12/18) Part 1 Kokura Castle

Day 2 Visiting Kokura Castle and Akama Post Town

Kokura Castle: Little Kyoto in Kyushu. At beginning of Edo era, a feudal lord highly educated I’m Kyoto moved to Kokura as a governor of Kokura Han (domain, county) introducing lots of Kyoto culture such as Tea ceremony, Japanese calligraphy, Japanese Flower arrangement and even festival styles. 

昨日夜にライトアップの小倉を見た。今日は公園も含めて城全体を見る。天守は復興天守で鉄筋コンクリート構造で作られている。残っている文献で想像した物で以前と同じ物かはわからないが、街から見える城はそれ程変わらない感じだっただろう。川向こうにそびえる城は、この小倉のシンボルであったことは確かだ。城から川を渡った所は小倉駅を中心に多くの繁華街があり賑やかだ。城下町の外観は変わっているが、人の生活の場は今も伝わっている。

当時の様子を復元したサイトがあった。(CGでよみがえる日本の城) 大きな規模の城だった事がわかる。

現在の城内とその周りを歩いた。城の周りには土塁跡や石垣があり、市役所、 図書館、学校、博物館や公園などの公共施設になっている。上手く昔の名残を残しながら、近代化している。

城跡は数カ所の城門跡がある。

大手門は城の本丸へのメインゲートで入った途端に天守閣が目の前に現れる。

その他本丸への入り口は裏門の西の口門と下屋敷方向への北口門で合計3ヶ所。本丸内にも天守閣に行くには藩主、家老、公儀役人用の槻(けやき)と中老以下一般武士用の鉄(くろがね)門を通る。

鉄門を入ると江戸時代から残っている着見櫓(つきみやぐら)がある。この櫓は沖からの通航船を監視に使用されていた。今は漬物屋になっている。

天守閣は復元したもの。折れ曲がった堀に囲まれ野面積みの石垣の上に立っている矢狭間や石落としで本丸に敵が侵入した際は多方向から攻撃が出来るようになっている。

石垣が天守閣だけでなく殆どの石垣がが自然石を巧妙な組み合わせて積み上げていく野面積みなのは珍しい。中世の城はこの工法が一般的だが戦国時代から江戸時代にかけては石を加工した打ち込みハギ(石の角を簡単に削って角をあわせる)や切り込みハギ(石と石との接面を削り隙間なく埋める)が用いられる。

ちょっと変わっていると思われたのは本丸に隣接した八坂神社だ。神社らしからぬ外観で、城の様だ。移設されてここにあるので城の様な外観は、後で建てたのではないかと思うが、調べても分からなかった。神主に聞けば良かった。

元々は祇園社と呼ばれていた。京都から初代藩主の細川忠興が移ってきて京都色が強くなった。京都の祇園祭りもここに移植している。細川忠興は足利幕府に仕えていた細川幽斎の嫡男で妻の玉(ガラシャ: 明智光秀の娘)が有名。この小倉が九州の小京都となったのはこの文化人としての細川忠興とその後小倉藩主を務めた小笠原忠真の功績が大きい。

小笠原茶道古流はこの小笠原忠真が興した。庭園前には花塚(花道)、筆塚(書道)、茶釜塚(茶道)が近年に建てられている。小倉人の伝統文化の継承者としての主張だろう。

ただ先にも書いたように昔の遺構を上手く現代に溶け込ませている。有形無形にかかわらず伝統に対する意識が知らず知らず培われたのではないかと思う。

明治に入ってから、この本丸跡は陸軍が置かれていた。その時の門跡や白州灯台が残されている。この地には乃木希典や森鴎外が赴任していた。

一通り見終わった後、二の丸跡に立っているショッピングモールで昼食。二の丸は商店街やオフィス街になって、当時の面影は無いが、広大な城であった事だけはわかる。